ボランティアや寄付をおこなっても、その日限りで終わっていた経験は多いのではないだろうか。その活動をより継続的におこない、一人一人が取り組みやすくする仕組みが誕生した。それがソーシャルアクションカンパニー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐藤 正隆)が開発したactcoinだ。このサービスは個人や団体が社会貢献した分だけ、それぞれの活動が目に見えるようになる。
今回は、そのactcoinを詳しく紹介する。

「actcoin」は誰でも社会貢献ができるサービス

画像:「actcoin公式HP」から引用


actcoinとはボランティア活動や寄付をした人に対して、独自のコインを付与するサービスだ。付与されたコインや寄付などのアクションは誰でも閲覧でき、誰がどのプロジェクトに参加しているかがすぐにわかる。そのため、それを参考にすれば、社会貢献をしたいが何をしたらいいかわからない人でも気軽に始められるはずだ。

また、ボランティア活動や寄付の対象となるプロジェクトは、SDGsという世界中の格差や不公正を無くすための17の目標のいずれか2つ以上に関連している。アプリ上では、各プロジェクトがどのSDGs目標に関連しているかがわかるようになっており、自分の興味のあるテーマからプロジェクトを選ぶことも可能だ。

ただし、actcoinは法定通貨には換金できない。貯まったコインは貨幣価値に相当する他のアクションに活用したり、日本から離れた途上国などの問題解決に役立てたりできる。

防災に関するプロジェクトの例:「みんな元気になるトイレ」


そのプロジェクトの一つとして、全国の市区町村にトイレトレーラーを置くというものがある。日本では災害時に必要なトイレが圧倒的に不足している現状がある。かつて起きた東日本大震災では約40万人の避難者が出たが、首都直下地震は約700万人といわれている。

日本ではいつ地震などの災害が起きてもおかしくない。自分たちが住んでいる地域でもトイレトレーラーのようなライフラインを出来るだけ整備し、清潔で安全に過ごせるように対策しておきたい。

actcoinは災害に関わるプロジェクトも支援できる。ボランティアや社会貢献だけでなく、自分自身の身を守るために活用していくのも大切ではないだろうか。

簡単に取り組むことができる

actcoinはアプリを入れて必要事項を打ち込んて登録したあと、身近なテーマから好きなものを選んでプロジェクトを応援できる。なかには「みんな元気になるトイレ」のような防災に関するプロジェクトもあり、これは地震の多い日本で必要性が高まるトイレトレーラーに着目したものだ。しかし、災害の可能性が高い国は日本だけでなく、世界各地に存在する。actcoinが可能にする、いつ、どこにいても支援することができる社会は明るさに満ちているのではないだろうか。