日ごろ何気なく使っているスマートフォンやパソコン、テレビにエアコンなど、生活のありとあらゆる面を支えているのが電気だ。しかし、災害が発生し電力供給がストップしたとき、当たり前に利用できていた道具が使えなくなる恐れがある。

災害・非常用電池「エイターナス」は、火も水も使わず安全に発電する「空気電池」である。被災時でも長期にわたって電力を確保できるハイパワー電池の機能について、紹介していこう。

災害時の電力ストップは命取りに


電力供給が絶たれることは単に不便なだけでなく、生活や行動に様々な支障をきたす。

例えば地震や台風といった災害が発生した際、周囲がどのような状況なのか、二次災害の恐れがあるのかなど情報収集を行うことが重要である。しかし、災害情報を集めるスマートフォンやラジオといった通信機器は、充電ができなければいずれ使い物にならなくなる。

また、生活に欠かせないあらゆる電化製品も止まってしまう。真夏に災害が発生し空調がストップすれば、熱中症をおこす危険性も出てくるだろう。こうした健康面や衛生面から考えても、完全に電気が使えない状態で復旧を待ち続けるのは困難だ。

「空気電池」とは?

エイターナスホームページよりスクリーンショット

「空気電池」とは、その名の通り空気を用いて電力を生み出す装置だ。内部に金属亜鉛が含まれており、これが空気中の酸素と酸化作用を起こすことによって、電力が発生する仕組みになっている。

使い方は非常にシンプルだ。密閉袋から取り出すと、外気と反応してすぐに発電が始まる。あとは付属のインバータ(電力変換器。様々な家電製品に適切な電圧で送電する装置)を接続するだけで、スマートフォンやテレビなど様々な家電製品に送電できる。インバータにはコンセントとUSBポートが複数個ついており、いくつかの機器を同時に充電することも可能である。

貴重な電気を節約する機能も欠かさない。電力が不要な時は、袋に戻して空気を遮断することで発電を止められる。電力を無駄にせず、長期間使い続けることができるので安心だ。

大容量発電で生活全体をサポート

エイターナスホームページよりスクリーンショット

空気を利用して効率よく発電できる「エイターナス」は、540ワットという大きな放電容量が強みだ。スマートフォンの満充電なら54回、パソコンならば充電しながらの使用で15時間分の電力を生み出すことができる。通信機器を長期間使い続けられるため、災害に関する情報を欠かさずキャッチすることができる。

照明や空調といった生活用品においても、この発電力は重宝する。例えば、4ワットのLEDライトを「エイターナス」に接続した場合、連続128時間使用できる。一日8時間明かりをつけたとしても、2週間以上持つ計算だ。

また、ケーブルを専用のものに変えるだけで、12台のスマートフォンを一斉に充電することも可能になる。この電池が1台あれば、長期間節約しながら使うことも、緊急時に大量の電力を補うこともできるのだ。

災害後は明かりをともしたり、何が起きたかインターネットで検索するなどの状況把握が重要になる。安心して避難行動に移るためにも、ライフラインの復旧まで安定した電力を得られるよう備えておくことがとても重要だ。

貴重な物資を消費することなく、空気に触れるだけで即発電できる「エイターナス」。いつでも、どこでも確実に電力を供給してくれるこの装置は、いざというとき生活の様々な面で支えになるだろう。