「被災して、電車もバスも止まってしまったけれども、どうやらかなりの距離を歩かなくてはなりそうだ…。」

災害時は、そういうシチュエーションが起きうるであろう。

そんな時、クルマがあったらどうだろうか。車があれば、目的地に早く到着できる。もし少ししたところに避難所があれば、少しでも早く安全な場所に身を置くことができる。また、何かしら食べ物を手に入れて、飢えと渇きを癒すことができるかもしれない…。

勿論、被災後なので走行できる道があるとも限らない。しかし、少しでも私たちの負担を軽くしてくれる可能性のある商品が生まれた。携帯できるクルマ「WALKCAR」だ。

携帯できるクルマ「WALKCAR」とは

公式サイトには、以下のように書かれている。

WALKCAR(ウォーカー)は、日本で生まれた「携帯できるクルマ」です。

駐車せずに持ち歩けるので、いつでもあなたの移動をサポートしてくれます。

「歩く」か「WALKCAR」か、選べる時代が来たのです。

引用元: WALKCAR公式サイト

歩くには少し遠いけれども、電車もバスもない…かといってタクシーに乗るのは控えたい…

そのようなシチュエーションに陥ってしまうことは、意外と多いのではないだろうか。そんな悩みを解決すべく、カバンに入れて持ち歩くことのできるクルマが開発された。

このような都会のクルマ問題に向けた解決策として開発された商品は、災害時にも活用できる。

スペックは?

見た目は、車輪のついたノートパソコンだ。

  • 本体素材:カーボン
  • サイズ :13inch(ノートパソコンサイズ)
  • 最高速度:16km/h(自転車で頑張って漕いで出る速さ)
  • 本体重量:2.8kg
  • 充電時間:60分間
  • 航続時間:60分間

素材は軽くて丈夫なカーボンで、サイズは持ち歩けるノートパソコンサイズ。重さはMacBook Airの約2倍だが、折りたたみ自転車を持ち運ぶことに比べたらはるかに軽量だ。

移動手段を携帯する未来

今回は携帯するクルマが開発された。次はどのような「携帯商品」が開発されるだろうか。例えばだが、「空間」を持ち運ぶことができれば、それはもうどこでも避難空間になり得る。

施設をコンパクトに収納して携帯することができれば、どこでもマイ避難所が作れる未来がやってくるだろう。

避難空間にApis Cor社の3Dプリンタで家を作り、共同の飲料水生成機「泉せせらぎ」で空気から水を作る。共同の備蓄庫に保管してある「サバイバルフーズ」を分け合う。

いつかこんな形の避難生活が実現するかもしれない。

購入はWALKCAR公式サイトから。