全国のみならず、世界にも出店している無印良品。シンプルで優れたデザインと質の商品を提供し、今や誰もが知るブランドではないだろうか。そんな無印良品は、普段使いできるモノを防災用品として提案している。

無印良品が提案する防災「わたしの備え。いつものもしも。」

画像:無印良品HPよりスクリーンショット

「普段使いできるモノを防災用品に」。無印良品によると、大切なのは備えが日常の中にあること、そしてそれを使いこなせることだ。

「使いこなせてこそ本当の防災力になる」まったくその通りであろう。いくら災害や非常事態に備えていても、それらが実際に使い物にならない限りは、備えが無駄になってしまう。日本の一般家庭はもちろん、1人暮らしの方などの中には「非常持ち出し袋などの備えがない」という人もいるのではないだろうか。

自分の身は自分で守るが大前提。無印良品は、もう一度、身の回りを点検することを提案している。その中で足りないものがあれば、1つずつ取り入れる。それが「わたしの備え」の第一歩なのだ。

自分の家は大丈夫?「もしもリスト」で確認

画像:無印良品HPよりスクリーンショット

無印良品が提案する「もしもリスト」には、7つのコンテンツがある。それぞれ、もしもの明かり、もしものごはん、もしものエチケット、もしものメモ、備蓄用品、身の回りの備え、家具の備えだ。

明かりや食料の確保などはすでに備えをしているご家庭も多いとは思うが、その中でも「もしものごはん」ではローリングストックという備蓄法が提案されている。これは、定期的に食べることで買い足しをする方法だ。さらに、避難所などで活躍するであろう、カセットコントも大切な道具として備えておくことが提案されている。

他にも、「もしものエチケット」として水のいらない歯磨きがある。断水などで水が十分に確保できない環境では、飲み水の確保が優先されるため歯磨きも満足にできないことが予想される。そんなもしものために、旅行用品としても活躍する「歯磨きシート」を常備しておけば安心だ。

さらに「もしものメモ」は、無印良品の公式HPでPDFダウンロードができるようになっている。ここに緊急連絡先などをメモしておけば、スマートフォンや携帯電話が使えなくなったとき、電話番号を覚えていなくても安心だろう。ぜひ、無印良品のホームページを確認してみてほしい。

いざというときの「もしも」を考えよう

画像:無印良品HP上PDFよりスクリーンショット

災害はいつ、どこで発生するかわからない。今この瞬間にも、自分が被災者になる可能性だってあるのだ。もしものときのために、1人1人の防災力を高めなければならない。知識もモノも、備える方法はいくらでもある。

無印良品は、製品を活用した防災ノウハウだけでなく、知識も提供している。公式HPでは、NPO法人プラス・アーツの協力で作成された防災知識が満載のPDFがダウンロードできるようになっている。

掲載されている内容は幅広く、AEDの使い方から、家具の固定方法、毛布担架の作り方など様々だ。情報は満載だが、簡単な言葉とわかりやすいイラストで構成されており、シンプルかつわかりやすいのが魅力。ぜひ、家族や友人と自分たちの防災力をチェックしてみてはいかがだろうか。

 

無印良品の製品はシンプルかつ質が良いため、普段から利用している人も多いのではないだろうか。非常時において普段から使い慣れているもので生活ができるのは、精神的にもいいことだと思われる。まだ、自分の備えに自信がないという人はもちろん、もう十分だろうと思っている人も、無印良品の提案する防災で備えを見直してみてほしい。