皆さんは「防災製品等推奨品」を知っていますか?

防災製品等推奨品とは、一般社団法人防災安全協会に認証された商品のこと。審査を受け、災害時において安全性、機能性、利便性があると評価された製品が「防災推奨マーク」をつけて販売されています。

認証制度は2014年からスタートし、2020年12月時点で400点を超える製品が「防災製品等推奨品」として登録済です。(詳しくは一般社団法人防災安全協会「防災推奨品2021」をご確認ください)

2021年5月、エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社⻑:葉⽥順治)が発売している4種類のバッテリーが防災製品等推奨品に新たに認証されました。認証のポイントは「停電時や災害時における電源や光源の確保が可能」だからだそう。

防災製品等推奨品のバッテリーはどのように私たちを助けてくれるのでしょうか?

災害時は「あかり」や「スマートフォン」が命をつなぐ

あなどれない被災時における「あかり」の存在

パナソニック株式会社が2021年3月に「もしもの備え白書2021」を発表しました。これは災害時の停電経験者を含め2,000人に災害への備えの現状や経験を聞き、防災のポイントをまとめたものです。

この中で興味深いデータがあります。それは、停電経験者にとって災害現場では「あかり」が必要だったこと。

停電が起きたら家電が使えなくて困ることは誰にでも考えられます。しかし「部屋が暗い」ことだけで困る のは、災害時の停電非経験者だと想像ができません。

経験者によると、料理やトイレ、移動など活動がスムーズにできないのはもちろん、「暗くて精神的に不安」のように 暗いこと自体がストレスの原因になった とのこと。

「あかり」は暗闇で活動するための道具としてだけではなく、災害下での心理的安全性の確保 に大きな役割を果たすことが明らかになりました。

また、「準備・所持しておけばよかったと後悔したもの」の上位を 電力関係 が占めました。

これには、被災時における スマートフォン の利便性が関係していると考えられます。

最新情報の取得に欠かせないスマートフォンはバッテリーに注意

刻一刻と事態が変化する災害下では、警報・注意報の発令状況、避難場所や経路の状態、ライフラインの復旧状況などの「最新情報」を得ることが、命を守る最善の選択をする上で役立ちます。手元にスマートフォンがあれば、インターネットやSNSでリアルタイムに状況を把握できます。

電話回線が混み合っても「災害用伝言板」などインターネットで安否確認をしたり、LINEアプリの「位置情報送信機能」を使って自分の居場所を送信したり、Twitterで「#救助」をつけて救援要請もできます。

しかし、ついついスマートフォンを使いすぎればバッテリーが切れてしまうことも。

災害時は停電や家屋の崩壊などで、そう簡単にコンセントからの充電ができないかもしれません。

そんなとき重宝するのが「モバイルバッテリー」です。普段から使っているという方もいるのではないでしょうか?

スマホユーザーの半数が持つバッテリー。災害用に意識する人も!

2019年、株式会社ヒロモリが「モバイルアイテムに関する自主調査」をスマートフォンユーザー672名へ行ったところ、54.2%の方がモバイルバッテリーを所有しているという結果が出ました。

また、所有者の半数が普段から持ち歩いており、約30%の人が「災害時の備えとして意識をしている」との回答も得られました。

いまの時代、スマートフォンとモバイルバッテリーは防災に欠かせないアイテムになってきているといえるでしょう。

人気メーカーのモバイルバッテリー4品が「防災製品等推奨品」に認定!

現在、モバイルバッテリーの販売メーカーはたくさんあります。

全国の主要家電量販店・ネットショップから毎日実売データを集計している株式会社BCNによると、モバイルバッテリー・充電器部門で年間販売台数1位を7年連続で獲得しているのが エレコム株式会社(以下、エレコム) です。

「BCNランキング」に基づきパソコン関連・デジタル家電関連製品の年間(1月~12月)販売台数第1位のベンダーを表彰する「BCN AWARD 2021」でエレコムは受賞を果たした

エレコムはパソコン・スマートフォン・タブレット・デジタル周辺機器メーカー。お手元の製品がエレコム製、という方も多いのではないでしょうか。

防災に力を入れているエレコム

エレコムでは防災に関する取り組みも盛んに行っています。

例えばホームページ上に特集を組み、災害対策や役立つ自社アイテムの紹介。

普段使いもできて災害時にも役に立つことをコンセプトにした「防災アウトドアシリーズ」を展開するなどしています。

2021年、この防災アウトドアシリーズで展開している4つのバッテリーが、⼀般社団法⼈防災安全協会の定める「防災製品等推奨品」に認証されました。

引用:株式会社エレコム

コンパクトで「あかり」や「スマホの充電」を叶えるアイテム

今回防災製品等推奨品に認定されたエレコム4製品は、災害下で困りがちな「あかり」や「スマートフォンの利用」をサポートする機能を備えています。

①大容量の「コンパクトポータブルバッテリー」

引用:株式会社エレコム

まず紹介するのは222Wh(ワットアワー)のコンパクトポータブルバッテリー。充電式のリチウムイオン電池を内蔵しています。

引用:株式会社エレコム

  • 12V/10AのDC出力ポート
  • USB-A ポート
  • USB Type-Cポート

と3種類の充電ポートがあり、スマートフォンやタブレット端末を複数台同時にケーブルで繋ぎ充電することができます。

また、最大出力120WのAC出力コンセントも搭載。モバイルバッテリーでは使えないパソコンや扇風機、ポータブルTVなどの一般電化製品も使用可能なのがポイントです。

スマートフォンなら約21回給電でき、12WのLEDランタンなら連続で約16時間、30Wの扇風機は約6時間稼働させられます。

引用:株式会社エレコム

本体の高さと奥行きは約20cm。厚みはおよそ7cm。コンパクトな設計で、家具とのちょっとした隙間に置けるなど保管場所には困りません。重さは約2.8kgで持ち運びも楽々です。

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②懐中電灯/ランタンになるバッテリー

引用:株式会社エレコム

次に紹介するのは、懐中電灯型のLEDライトを搭載したスマートフォン⽤モバイルバッテリーです。

引用:株式会社エレコム

USB-Aポート(2.4A出力)で、スマートフォンなどの急速充電が可能。それだけでなく「低電流モード」にするとBluetoothイヤホンなど、充電電流の小さな小型電子機器の充電もできます。

引用:株式会社エレコム

LEDライトは最大190lm(ルーメン:光の量を表す単位。190lmは一般的な懐中電灯クラス)まで、4段階に明るさ調整が行えます。

「明るさ1(50lm)」なら約21時間50分。「明るさ4」なら約4時間40分、連続で使えるそう。

非常時の救援要請への使用も想定されており、光を点滅させるSOSモード(190lm)が搭載されています。こちらは約10時間10分、連続で発光させられます。

引用:株式会社エレコム

⽔を⼊れたペットボトルに取り付ければ、光の乱反射を利用したランタンとしても使⽤できるのだとか。

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③多彩な照明に使える平型バッテリー

引用:株式会社エレコム

続いて紹介するのは、拡散型のLEDライトを搭載したスマートフォン⽤モバイルバッテリーです。防水・防塵仕様(保護等級IP44)で、短時間の弱い雨であれば濡れての使用も大丈夫。

先ほど紹介した“懐中電灯型のバッテリー”同様、最大出力2.4Aの急速充電と低電流モードで電子機器を充電でき、ライトは4段階の調光点灯とSOS用の点滅が行えます。光の量は最大約265lmと、こちらの平型バッテリーのライトの方が明るいようです。

この製品のポイントは、内蔵磁⽯や三脚⽳、フックを利⽤して、日頃から様々なシーンで使えること。

引用:株式会社エレコム

例えば三脚に設置すると、写真撮影時の光源として活躍します。

引用:株式会社エレコム

車の調子が悪いとき、内蔵磁石でボンネット裏に貼り付ければ、手元がよく見え作業がスムーズに。

引用:株式会社エレコム

直置きしたり上から吊るして光源にしたり、工夫次第で様々なシチュエーションに力を発揮しそうです。

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④コンパクトな最先端「モバイルソーラー充電器」

引用:株式会社エレコム

最後に紹介するのは、太陽に当てて蓄電し、ケーブル接続で充電を行うソーラー充電器です。

引用:株式会社エレコム

ポートはUSB-Aが2種類。発電性能は最大21Wで、各ポートの最大出力は2.4Aです。

太陽光を⾼効率で電⼒に変換する3枚のパネル(SunPower社製MAXEON™セル、登録商標済)は折り畳みが可能。どこかに設置する際に便利な吊り⽳と取っ⼿も付いています。

引用:株式会社エレコム

重さは約450gと軽く、非常用持ち出し袋の中に折りたたんで入れたり、手持ちをしても負担になりづらそう。背負った荷物にひっかけて移動時間を充電時間に充てれば効率的ですね。

引用:株式会社エレコム

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まとめ

災害時は食料や救急用品だけでなく、心理的安全性を確保する「あかり」や情報を取得するためのスマートフォンを動かす「モバイルバッテリー」が現場で活躍することは間違いありません。

普段から使うモバイルバッテリーを今回紹介したような 防災製品等推奨品 にしておけば、いざというとき充電だけではない機能も得られ、必ず役に立つでしょう。

 

出典:PR TIMES(プレスリリース)