近年、登山やハイキングを楽しむ人が増えたように感じます。自然を楽しんだり、目標達成を目指して上る人がいたり、色々な楽しみ方ができるアウトドアスポーツだ。

しかし、その反面常に危険と隣り合わせ。警視庁の調べによると2018年の山岳遭難者は3,129人で、統計が残っている1961年以降最多人数と発表されています。うち、死者・行方不明者は342人である。

好きなことを存分に楽しみたいのに、危険が伴うから不安と感じる方は多いのではないだろうか。

そこで、今回はそんな不安を感じている人の為のサービス「COCOHERI」を紹介していく。

COCOHERIとは・・・?


まず初めにCOCOHERIについてざっくり説明していく。このサービスはAUTHENTIC JAPAN株式会社がつくった、遭難や滑落などの山岳事故を対象にした会員制の捜索ヘリサービスである。

入会者は発信機型会員証を渡される。万が一、山で遭難してしまい助けが必要な時、この会員証で正確な位置情報を捉え、救助隊が助けに来てくれるというサービス内容だ。
正確な位置情報を特定できることから、最も時間が掛かる捜索時間を大幅に短縮できる。
民間の空港会社と連携しており、全国の主要山域はすべてカバーされている。

2016年の夏からサービスがスタートし、現在では約20,000人の登山者が利用している。発見実績はなんと100%で、利用者にとってこれほど安心できるサービスはない。

COCOHERIを支えているテクノロジー


COCOHERIを支えているテクノロジーがすごいので次はそのことについて詳しく説明していく。
上記でも話した発信機型会員証だが、なんと最長16㎞先の遭難者の電波を捉えることができる。GPSでは不可能は山間部でも正確な位置を捉え、かつ短時間で発見することが可能だ。
ちなみに、従来の受信機は実用レベルで2~3㎞といったところだ。

この発信機はフルで充電して3か月持続して使える。さらに、非常にコンパクトに作られており、重さは約20gです。その為体への負担も少なく、持ち運びがとっても楽だ。

発信機は日本製で、あのパナソニックグループの工場で生産されている。日本製というのは私達日本人にとって安心して利用できるものだ。

サービスの魅力


最後にCOCOHERIサービスの魅力をお伝えする。

まずは、対応の速さ。ヘリコプターネットワークの充実により、全国の山域へ2時間以内に到着することが可能だ。人命救助でのタイムリミットは72時間と言われているが、これだけ速ければ、生存率は格段に上がる。
ちなみに、ヘリコプターの出費費用は1事案につき9時間までは無料だ。

次は、安心の24時間体制について。緊急の一報を確実に受け取れるよう、365日24時間体制のコールセンターがある。対応をするオペレーター全員が警備員の資格を持っており、通報者がパニック状態でも適切に対処することができる。大規模停電発生時でも通常通り連絡を取ることが可能だ。

最後は、安さ。COCOHERIの年間費は3,650円(税別)で、これを日割りすると1日10円という驚きの安さだ。この安さに見合わないくらいの手厚いサービスで、今後はより多くの人が利用していくのではないだろうか。

COCOHERIのサービスを利用することで、安心して登山を楽しむことができる。これは本人だけでなく家族にとっても非常に安心できるものだ。
山岳事故は万が一ではなく、実際に数多く起きているのが現状。
今回の記事を読んで多くの人がこのサービスを知り、ぜひ利用して欲しいと思う。