首都圏直下型大地震、南海トラフ地震、北海道東方沖地震…。いまや、地震はどこで起きてもおかしくない。そんな時代において、家を探すとき、地震が起きても被害が小さく収まるような地域を中心に探す方も多いだろう。

しかしながら、海沿いや土砂の起きそうなエリアは地図から分かっても、そこの地盤が柔らかいかどうかまでは地図からは読み解けない。かといって、専門家を呼ぼうとすると高額な費用がかかってしまう。

そんな悩みを解決できるのが、「What’s 地盤」。地盤調査のプロフェッショナルである「ジャパンホームシールド株式会社(JHS)」が運営しており、無料で地盤情報を取得したり、地盤について学ぶことができる。

今回は、このサイトについて紹介しよう。

「What’s 地盤」とは?

What’s地盤より引用

「地盤を知ることから始まる、安心の住まいづくり」をキャッチコピーとしている「What’s 地震」。

このサイトでは、地盤について分かりやすくく説明した「地盤に関するQ&A」や、住所を入力することで地盤情報が得られる「地盤サポートマップforU」、子供と一緒に勉強できる教材「土のおはなし」、家探しに役立つ「住まいづくりのチェックポイント」を見ることができる。

地盤についての疑問を解消!「地盤に関するQ&A」

What’s地盤より引用


トップページにいるJHSマスコットキャラクター「ジャパわん」の吹き出しをクリックすると、地盤に関するQ&Aがまとめられたページに移動する。

「このページでは、以下のような問いに対しての答えをみることができる。

  • 地盤調査で軟弱地盤とわかったら?
  • 地盤調査ってどんなことするの?
  • 地震と地盤の関連性は?
  • どんな地盤だと事故は起きやすい?
  • 地盤が弱いとどうなるの?
  • もしかしたら危ない地盤かも!?
  • そもそも地盤って大事?気にした方がいいの?

読者の皆さんはこれらの問いに対して、いくつ自信をもって答えることができただろうか。もし地盤の知識に自信のない方は、ぜひともサイトへ訪れ、答えをみていただきたい。答えは、初めて学ぶ人でも理解できるように、図を使用して解説してくれている。

知りたいエリアの地盤情報が得られる「地盤サポートマップforU」

What’s地盤より引用

知りたいエリアの地盤情報や自然災害のリスク、生活情報を地図上で閲覧できる地盤サポートマップを、わかりやすくまとめたレポートが「地盤サポートマップforU」である。
この「地盤サポートマップforU」では、

  • 住所、地形、地質などの「基本情報」
  • 最寄り駅までの距離や、最寄りのバス停までの距離といった「生活情報」
  • 地震時の揺れやすさや液状化の可能性といった「防災情報」

といった情報を見られる。このように、「地盤サポートマップforU」は、ハザードマップのように非常時の備えとなるだけでなく、暮らしに役立つ生活情報まで、気になる土地の情報を無料で、かつ、まとめて見ることが可能だ。

使い方は簡単!情報取得までたった3ステップ

What’s地盤より引用


使い方は、とても簡単。住所入力フォームに知りたい土地の住所を入力し、送信をおす。

すると、「地盤サポートマップ」が開かれ、入力した住所にピンが表示される。

そのピンの上に書かれている「詳しい情報はここを押してね」をクリックすると、「レポートを作成する」というボタンが表示されるので、そこを押すとPDFとして、レポートをダウンロードできる。

お子さんとも一緒に学べる「土のおはなし」

土のおはなし資料より引用

子ども向け授業「光るどろだんごづくり」の教材を再構成して作られた「土のおはなし」。ここでは、土の種類や、土の中にあるものなど、土についてのことが、分かりやすく書かれている。

しかしながら、どろだんごが固くなる理由や、磨くと光る理由など、思わず我々大人でも興味を持つ内容も書かれているため、大人が読んでも楽しめる教材だ。小さい頃の思い出を振り返りながら、お子さんと一緒に読んでみてはいかがだろうか。

もちろん漢字には、かながふってあるためお子さんだけでも学べるようになっている。

知っておくだけで役に立つ!「住まいづくりのチェックポイント」


家を建てたり借りたりする際、「建物」の他にも、その建物を支える「地盤」についても、しっかりと検討しなければならない。

このページでは、物件を探すときに知っておくと役にたつ地盤情報について、ポイントを4つに分けて、丁寧に説明してくれている。

地盤は案外知っているようで、知らないことばかり。この機会に、自分の住んでいるエリアの地盤情報を調査したり、地盤に関する知識を学んでみてはいかがだろうか。

「What’s 地盤」はSAIBOTECHから利用可能です