もし、災害時に停電にあってしまったらどうするか。電気が使えないとテレビを見ることができず、さらにインターネットも回線装置が停止し繋がらない可能性もある。携帯で電話やメールを使い、状況確認ができても長く使用するとバッテリーが切れてしまう危険性がある。そのため、むやみに携帯を使うことができない。情報が得られないことは、復旧までの間次の災害に備えることもできず、さらに避難所の場所も把握することができない。
災害が増えてきている中、停電により充電ができなくて困ったという経験をした人も多いのではないだろうか。今回は、停電時に役立つ「i NEWS BOARD」を紹介していく。
i NEWS BOARDとは?
画像:プレスリリースより引用
i NEWS BOARDとは、日本フォームサービス株式会社が作った、公共情報や災害などの最新情報を電子文字で知らせてくれる機械だ。確実な情報と安心を届けることをコンセプトとしている。テレビが無い環境や携帯電話が持ち込めない場所、放送が聞き取りにくい場所で活躍する。災害時は停電や電話回線の混雑によりなかなか情報を得ることができない為、確実な情報を得られることは安心にもつながる。
インターネット経由で受信でき、常に最新情報を知ることができる。NHKのニュース(社会、政治、エンタメ等)や緊急地震速報・津波警報も伝えてくれる。特に緊急地震速報や津波警報の発報時には、LED点滅で瞬時に知らせてくれるため、早めの対策が可能だ。さらに、メール受信機能もついており、自治体等が発信する防災情報も得ることができる。災害対策だけでなく、普段使いでも活躍しそうだ。
多言語機能が備わっており、日本語以外での表示も可能である。海外からの観光や在日外国人も増えてきているため、多くの外国人も利用する空港や宿泊施設、病院等での利用に最適である。いざ災害が発生した時に言葉が伝わらないと非難することができない。そういった言語問題の解決策としてもi NEWS BOARDは今後注目されていくだろう。
製品の優れた機能
次に製品の特長を説明していく。まずは、発火性が低く安全な高性能電池を搭載しているところだ。停電しても電池残量がある限り情報を伝えてくれる。機械にはUSBソケットがついておりスマホの充電も可能で、最高20台のスマホを同時に高速充電が出来る。実際に、2019年に起きた台風15号の被害を受けた千葉県内役場でも非常に役に立ったとの声がある。ちなみに、ソーラーパネルから充電もできるため、バッテリーが切れる心配はない。
設置工事不要ですぐに使えるのがこの製品のポイントでもある。ルーターも内蔵されており、わざわざ買う必要もない。重さは約9.9㎏と非常に軽く、持ち運びも簡単である。コンセントを差し込むだけですぐに使えるため、誰でも簡単に使うことが可能。
停電による被害
地震や台風により発生する二次被害の中に停電があげられる。被害が大きいときには何日間も電気を使うことができないのだ。2019年に発生した台風15号の影響はすさまじく、一時最大90万戸超が停電してしまった。中には、1週間以上たっても停電が続いているところもあった。
停電が一日以上続くと、スマートフォンのような情報通信機器の充電切れが深刻になる。スマートフォンは連絡手段だけでなく、情報の取得や安否確認、地図、灯りを照らすライトなどの多様な使い方があり、私達にとってなくてはならない存在である。そのため電池切れになってしまうとさまざまな不便が発生し、充電難民となってしまう。
2018年に起きた北海道地震では、市役所などで携帯電話の充電を求める行列ができた。緊急時に充電ができるところがあればバッテリー切れに困ることはないが、もしなかった場合は復旧を待つことしかできないのだ。そう考えるとi NEWS BOARDのように、情報を得ることができ、なおかつ充電もできる商品は非常に優秀な防災グッズといえる。
まとめ
災害が起こると電気やガス、水道が使えなくなるという二次被害が生まれる。普段使っているものが使えなくなるということは、非常に不便であり、携帯電話などが使えなくなるといった新たな被害が発生する。今では、i NEWS BOARDのように一台でたくさんの機能を備えている防災グッズも増えてきている。今後は、施設等だけでなく一家に一台設置することが広まっていくのではないだろうか。