猛暑が続く日本の夏。暑い日には気温が35度を超えてしまうため、電化製品が必要不可欠な存在となっている。
そんな暑い夏に、もし長期的な停電が起きてしまったらどうなるだろうか。冷房や扇風機は使用できなくなり、熱中症や脱水症状でさらに被害は拡大してしまうことが予測される。
そんな電気が使用できない非常時にでも、役立つユニークなデバイスが登場した。「Coolala」という屋外でも利用できるポータブルエアコンだ。
ポータブルエアコン「Coolala」
エアコンを屋外で使用するなんて、普通は考えないだろう。室内を効率的に冷やすためにも、冷房を使用するときは誰もがドアやふすまを閉めているのではないだろうか。実際、筆者も小さい頃からそういう教育を受けていたため、エアコンを使う時はドアや窓を閉めた環境下で使用している。
そんな常識を覆したのが「Coolala」である。屋内で使用することができるのはもちろんのこと、屋外でも使用できるように設計されている。加えて、太陽光発電もできるというユニークな電化製品だ。
優れた機能性
「Coolala」は、単にユニークなコンセプトで終わる商品ではない。その性能は折り紙つきだ。
周囲約14m²まで冷却可能
Coolalaは周囲約14m²(約7畳分)まで温度を下げることができる、本格的なポータブルエアコンである。
ワンルームぐらいの広さであれば、冷やせるのだ。
持ち運ぶことができる
「Coolala」の重量は約7kg。軽量の小型犬と同じくらいの重さなので、十分持ち運ぶことができるであろう。
さらに本体側部には取っ手、下部にはローラーがついている。そのため、平地での移動は引っ張るだけでよい。
太陽光による充電も可能
「Coolala」はソーラーパネルに対応しているため、太陽光でも充電ができる。
さらにUSBポートも4つあるため、「Coolala」を介してスマートフォンの充電をすることも可能だ。
真夏の緊急時に
冒頭でも述べたが、真夏の停電は熱中症や脱水症状といった、被害が拡大する可能性が一気に上昇する。さらに、大型地震が発生し避難所での生活を余儀なくされた場合、不安と暑さによる住環境の悪化でストレスが溜まってしまい、住民同士のいざこざが発生してしまう確率も高くなる。
そんなときに、電源不要のエアコン「Coolala」がそういった問題が起きる可能性を減らしてくれるだろう。
屋外で使用できるエアコンと、従来の常識を覆すようなコンセプトの「Coolala」。クラウドファンディングサイト「KICKSTARTER」での販売は既に終わってしまったが、今後の口コミによっては再販も十分あり得るだろう。
高温多湿という特徴を持ち、災害国でもある日本にとっては、うってつけの商品ではないだろうか。