自然災害大国と言われる日本。冬の災害時は寒さがさらに人々を襲う。
避難場所や車内で体を丸めて凍えている人たちを、テレビで見たことのある読者もいるのではないだろうか。

そんなときのために、体をポカポカにあたためてくれる「ヒートシート」を備えておくといい。今回は、ヒートシートの中でも特に人気である「エマージェンシーブランケット」と寝袋型の「エマージェンシーヴィヴィ」を紹介する。

NASAも認めた!高純度アルミ加工シートで寒さ対策


ヒートシートは、ポリエチレンの生地に高純度なアルミを蒸着加工したシートだ。このようにアルミを加工する技術は、宇宙開発において世界を牽引するNASAが開発したものだ。そして、その技術をアメリカのA.F.M社(Advanced Flexible Material 社)が活用し、ポリエチレンの生地でヒートシートを開発したのである。

ヒートシートは基本的に長方形の形で、人1人を十分に覆える大きさだ。巻きつけることで外気や風をシャットアウトし、体の熱を逃さず体を温かくしてくれる。ヒートシートの販売はアメリカのA.F.M社(Advanced Flexible Material 社)が行なっている。

体熱の90%を保持!災害時にも最適な軽量型

SOL公式HPより引用


ヒートシートの中でも一番人気なのが、アドベンチャーメディカルキット社が展開しているブランド「SOL(Survive Outdoors Longer)」の商品だ。SOLは、ヒートシートを使用したブランケットなどのサバイバル用品を扱うブランドとして世界的に知られている。

SOLのヒートシート製品は先述したとおりポリエチレンを使用しているのだが、これは他社のブランケットと比べ、様々な面で優れていると言われている。

例えば、SOLのヒートシートは体が放射する体熱の90%を保持してくれる。寝ていて体温が下がっても、かけていれば寒さを気にせず眠ることができるだろう。また、ガサガサといった音もしないため、他人同士が肩を並べて生活しなければならない避難場所においても、周りを気にすることなく使用できる。

さらに、ポリエステル生地の他社製品に比べて30〜50%薄いにも関わらず、キズがついてしまっても裂けてしまうことがない。傷みにくい強度な造りでありながら、軽量で簡単に折りたたむこともできる優れものと言える。

材質も、体に有害なものは一切入っておらず子どもが使用する際も安心でき、値段もかなりお手頃だ。是非アウトドア用品としてだけでなく避難時用としても常備しておくといいのではないか。

車中泊にも大活躍!寝袋型のヒートシートも


SOLブランドの中でも特にオススメしたい商品を2つ紹介する。まずは、ブランケット型の「エマージェンシーブランケット」。これはヒートシートの中でも定番の長方形型のものだ。

体に巻きつけてブランケットとして使用するのが一般的だが、地面に敷いて休むことができたり、立てかけることで日よけや雨よけにもなる。

1人用だけでなく2人用サイズもあり、大人が二人いても十分に覆うことができる。価格もかなりお手頃で、1人用は864円、2人用でも1188円だ。

続いて紹介する商品は、「エマージェンシーヴィヴィ」という体をすっぽり入れられる寝袋型のヒートシートだ。この寝袋はシームテープ加工といって縫い目が密閉されるように加工されているので、開け口からの浸水を防いでくれる。キャンプ時に地面からの湿気でテントが濡れてしまっても、体まで濡れてしまうことは少ないだろう。

しかもこの寝袋は、SOLブランドの中でも一番軽量でわずか108グラムだ。さらに、寝袋というと収納しても人の顔の大きさくらいまでにしかならないが、これは片手で収まる小ささである。

これならキャンプなどのアウトドアのためだけでなく、災害時のために常備しておいてもかさばることはない。車のトランクなどに入れておけば、車中泊にも使えそうだ。

2人用サイズもあり、親子でも大人2人でも十分に眠ることができる。価格は1人用が3132円で、2人用が3888円だ。

いかがだろうか。ヒートシートは家族で一人に一つあっても損はないものではないか。アウトドアグッズであり、災害対策にも使用できる万能ものだ。是非「エマージェンシーブランケット」と寝袋型の「エマージェンシーヴィヴィ」を備えておこう。