災害が発生した際、普段当たり前に使っていたものが使えなくなってしまう。東日本大震災のときもそうだった。ライフラインは遮断され、水、ガス、電気といったライフラインの全てが停止してしまった。その時に私たちは改めて、普段当たり前だったモノの重要性を認識する。
特に水は生きていくうえで必要不可欠なものとなっている。災害現場では72時間(3日間)が生命維持の壁と言われている。体内水分の蒸発のため、それ以上(72時間)を超えると一気に生存率が落ちてしまうからだ。故に不慮の問題が発生した場合においても、水はすぐに補給できるようにしておきたい。
そこで今回紹介したいのが「泉せせらぎ」。なんとこの商品、空気中から水を生成することができるのだ。
空気から水を生成する「泉せせらぎ」
有限会社テルが開発した、空気から水をつくる「泉せせらぎ」。1日に約4Lの水を生み出すことが可能となっている。
「世界の人々の命を支える大切な資源である水を届けていきたい」という思いから生まれた泉せせらぎは、熱交換を利用して空気から水を生成することができる。故に、水を生成するのに必要なのは電気と空気だけ。特別な配管工事は不要、卓上タイプなので、どこでも美味しい水を生み出すことができるのだ。
もちろん、衛生面にもこだわりをみせている。本体内部には、カビの繁殖を最低限に抑えるために内部乾燥機能を搭載。加えて、水をろ過するフィルターには日本製のセラミック製ドームフィルターを採用。安全な飲料水を安心して飲めるよう創意工夫がなされている。
どうやって水を生成しているのか
空気から水を生成できる「泉せせらぎ」は、以下のような原理によって安全でおいしい水を生成している。
- 電源をいれ、本体に空気を取り込む
- 吸着材で水分を吸着させたあと、ヒーターで蒸発させる
- 外気との温度差を利用して水分を生成する
- 生成された水をフィルターでろ過
緊急時の水の確保に
緊急時や不慮のアクシデントが発生した際、安全な水を確保するのが困難になってくるケースがある。そんな時に役にたつのが「泉せせらぎ」。電力と空気があれば、季節関係なく水を生成することができる。
また、万が一電気が止まってしまった場合でも、電気自動車やソーラーパネルで蓄積した電力から給電を行えば、水を生成することができる。
必要な水を「買う」のではなく、電気を使って空気から水を「つくる」ためにも、是非とも検討してみてはいかがだろうか。
【泉せせらぎ】
希望小売価格:239,800円(税込)※2021年5月7日現在
生成能力:約2〜8L/日
1Lあたりのランニングコスト:約24円/L(1日換算:約96円)
※ランニングコストには、本体の希望小売価格及び消耗品価格と連続使用した場合の電気代(1kwあたり20.6円で計算)を含む。
公式HP:http://izumi-water.jp/
公式直販ショップ:https://izumi-water.stores.jp/