震災時、頭上から予期せぬものが落ちてくる場合がある。そんな時に、頭を守るヘルメットがあるかないかでは生存率が異なってくる。
しかしながら通常のヘルメットは、使う頻度が少なく、収納する際にも場所を取ってしまうため、中々購入には至らない。それもそうだろう。部屋のインテリアにはどう頑張ってもならないし、押入れの奥にしまってはいざというときに使うことができない。
そんな悩みを解決すべく、開発されたヘルメットが「オサメット」。なんとこのヘルメット、たたむことができるのだ。
たためるヘルメット「オサメット」
たたむことができるヘルメット「オサメット」。
このヘルメットの販売元は加賀産業株式会社。高い品質と機能性はもちろんのこと、アメリカン型やキャップ型のヘルメットなど、ユニークなヘルメットも販売している会社である。
この「オサメット」、A4サイズであり、たたむと薄さ45mmにもなるので、デスクや引き出しなどに置いていても邪魔にならない。
使用方法はシンプル
たたむことのできる「オサメット」、小さなお子様でも使えるようなつくりになっている。使う方法は以下の通りだ。
【着衣方法】
- 箱から出し、親指で軽く押してから被る
- 左右のふちに指をかけ、3回カチッと音が鳴るまでおろす
- 後部のベルトと耳・顎紐を引っ張り、サイズを調整する
【外す方法】
- 紐を緩め、後部のベルトのつまみを引きながら外す
- オサメットを脱ぎ、内側にある3箇所の黄色のロックを「カチッ」と音が鳴るまで押す
- あとはふちをおして、押してたたむだけ
急に地震が起きた時でもさっと取りだせて使用することのできる「オサメット」は、まさにいままで場所を取るというヘルメットのデメリットを打ち消した商品である。
高い機能性と安全性
収納に困らない「オサメット」。しかし、たためるのでは、本来のヘルメットとしての「人の頭を守る」といった機能性を保てないのではないだろうか。
そんな心配もご無用。オサメットは厚生労働省によって認められた国家検定合格品のヘルメットである。加えて、単にたたむことができるよう設計するのではなく、「被れば機能する」を重視し、素早く形成できるよう、蛇腹形状にするなど設計にこだわりも見せている。頑丈さを保ちつつ、収納性にもとんだヘルメットなのだ。
たためば厚さ45mmになる「オサメット」。
収納場所にも困らずさっと使えるので、万が一に備えて準備しておいてはいかがだろうか。