非常食とは思えない美味しさと、25年保存可能という話題性で、近年メディアに取り上げられることも多い「サバイバルフーズ」。今回は、家庭だけではなく、企業や学校、自治体などでも導入されている、万能すぎる備蓄食を紹介する。

メディアでも大注目の美味しすぎる非常食!サバイバルフーズって?

「サバイバルフーズ」という非常食をご存知だろうか。世界最大規模の冷凍乾燥食品メーカ・オレゴンフリーズドライ社に生み出されたこの製品。25年間もの長期保存が可能な、フリーズドライ加工食品とクラッカーの備蓄食である。

オレゴンフリーズドライ社では、厳選された食材を利用し、調理・冷凍からフリーズドライ加工、梱包までを一貫して行っている。その工場内には米国農務省の検査官が常駐し、安全性も保証されている。

そんな高い技術力は、NASAから「月へ向かう宇宙飛行士にレストランで食べるのと変わらないメニューを味わってもらいたい」という依頼を受けるほど。オレゴンフリーズドライ社は、アポロ計画から現在のスペースシャトルまで、宇宙食を供給し続けているのだ。

非常食とは思えない!抜群の栄養バランスと美味しさを追求

「いざという時こそ、ほっとできるおいしさを」。それを可能にするオレゴンフリーズドライ社の備蓄食。「サバイバルフーズ」は、具材を混ぜ合わせた乾燥食品とは比べ物にならない美味しさ。その味は、一度完成した調理品をフリーズドライ加工することにより生まれる。

さらに、「サバイバルフーズ」はどのメニューにも新鮮な野菜が多く使われるのが特徴。製品の1つである雑炊は、主食のごはんと副食のおかずが1度に摂取できることから、高齢者や子供、病人の補助食にも利用されているのだ。

米国陸軍やNASAの宇宙食にも採用される「サバイバルフーズ」の豊かな栄養バランスは確かなもの。調理も非常に簡単で、缶を開けて、水やお湯で戻すだけという手軽さ。完全に調理した後にフリーズドライ加工されるため、そのまま食べることもできるという。

美味しくて栄養抜群なごはんが食べられることは、災害などの非常事態においてとても重要である。それを1度に実現するのが、「サバイバルフーズ」なのだ。

超長期保存を可能に!省コストかつ省スペースの万能備蓄食

ふつう、非常食は3~5年の保存が一般的。そんななか、合成保存料も使用することなく、長期間保存することを可能にする「サバイバルフーズ」の秘密は一体何なのだろうか。

それは、最大98パーセントもの水分を除去する、高度なフリーズドライ技術だ。さらに、窒素充填や脱酸素剤により、缶の中の酸素を98パーセント取り除き、完全に密封。その缶を、摂氏24度の常温以下で正しく保存することにより、25年間もの超長期保存を可能にする。

実際、オレゴンフリーズドライ社が30年間保存した製品の検査を実施した際も、品質に問題がないことが確認されている。そこには、経年変化や外部からの衝撃などを見越し、プルトップ缶の採用をあえて見送るというこだわりも。長期間、缶の密封性を確保するための技術が集約された製品が、現在の「サバイバルフーズ」の形なのである。

25年間も買い替えが不要なため、家計にも優しい。約5年毎に買い替えが必要な一般的な非常食と比べると、「サバイバルフーズ」は長期的に見てお得なのである。さらに、調理凍結乾燥後「サバイバルフーズ」は、圧縮(コンプレス)工程で6枚のディスク状に形成。それを缶に封入することで、容積の縮小にも成功したのだ。

 

美味しくて、栄養バランスも良く、省コスト、省スペースという、万能すぎる備蓄食「サバイバルフーズ」。家庭だけでなく、病院や学校、企業でも採用されている状況も納得である。今後の25年間の安心を考えると、もしものときのために「サバイバルフーズ」を備蓄食に加えておくことをおすすめしたい。